回転ドアの考察

penguin-19  URL  投稿日:04/03/30 15:13 210.238.250.138

 六本木ヒルズで回転ドアに子供が頭部を挟まれ、死亡するという事故が起きた。
[googleで森ビル 回転ドア 事故]

 原因は1.センサーに死角があること、2.センサーが感知してからもドアは20〜25cm程度回転してからでないと止まらないこと、にあるようだ。

 何しろドアの重さは1.5トンというから、衝撃は相当のものだったろう。衝撃を緩和する装置が何もない、というのが一番問題のように思う。

 図1は、今回事故を起こした回転ドアを上から見た図。交通量が多い場合は回転を止め、中央部のスライドドアを開けてストレートに通行できるようになっている。

 今回の事故では図2のように挟まれた。ぎりぎりのところで挟まれているため、たとえセンサーが感知していても(前述のように今回はセンサーの死角であった)20cm動いてしまい、やはり死亡につながっていただろう。

 図3のように、物体が挟まると赤い部分が引っ込むような緩衝装置がほしいところ。緩衝装置にもタッチセンサーをつけて、ものが触れると回転を止めるようにする。センサー感知後20cm回転したとしても、引っ込む部分(赤で図示)が40cmであれば20cmの隙間が生じることになる。

 さらに、緩衝部分が引っ込むとストッパーがせり上がり、ドアがそれ以上まわらないようにする安全装置があればなおいいだろう(図4 引っ込む部分の上部を横から見たところ)。

 緩衝装置もストッパーも最後の砦なので、バネ仕掛けなどできるだけ故障の少ない方法で構築すべきである。センサーが故障していたり、停電であっても確実に動作する必要があるからだ。

 構造的な安全装置の他に、ドア自体の重量の軽減も必要だろう。普通の自動ドアに挟まれても大したケガをしないが、あれはドアが軽いせいだ。もしも普通の自動ドアも1.5トンの重さがあれば、それに挟まれたらただではすまない。

 万一挟まったとしても慣性が小さければ(重量が軽ければ)ダメージが少なくてすむ。センサー感知からドアストップまでの回転距離も、ドアが軽ければ慣性が小さくなるので短くなる。

 回転ドアの重量は、大部分ガラスからきているのではないかと思えるので、重量軽減はかなり努力が必要そうだ。
penguin-19 192.168.1.11 URL 04/04/02 22:52
 ふと思いついた。
 固定部分と回転部分の隙間が常に30〜40cmくらいあいている、という手もある。これなら絶対挟まれない。(図5)
narui 210.165.126.192 04/04/03 13:21
1ヶ月くらい前に同じ歳の子を連れて行ったので、
かなりショッキングな出来事でした。

しかし、あの回転ドアは見るからに危険そうで
私は子供の手を取り、けして離さず通りました。
事故が何件も起きてるのに放置しているビル側も悪いですが、
親のほうも危険を察知することぐらい出来たのでは?
思います....

penguin-19 URL  05/08/31 14:17
 2005/8/30、経済産業省は自動回転ドアのJIS(日本工業規格)を制定した。最大回転速度は秒速65cm、センサーの設置など規定した。
[http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20050831k0000m040062000c.html]
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